会社の解散・清算は、依頼先によって進め方やカバーできる範囲が大きく変わります。依頼先を選ぶ際に確認しておきたい3つのポイントをご紹介します。
ポイント①|清算結了までの全体像を示してくれるか
会社を閉じたいのですが、何から始めればよいのかわかりません。
会社を閉じるには、解散の決議と登記だけでなく、官報公告、債権者保護手続、残余財産の整理、清算結了の登記まで、複数の段階を順に進める必要があります。
そのため、目の前の解散登記だけでなく、清算結了までの全体像とスケジュールを最初に示してくれる司法書士事務所がおすすめです。
官報公告には最低2か月の期間が必要で、後から短縮することはできません。「いつまでに、何を行う必要があるのか」を初回相談の段階で一覧にして説明してくれるかを確認するとよいでしょう。
ポイント②|税理士と連携して税務申告まで見通せるか
会社を閉じる際は、解散の事業年度と清算中の事業年度それぞれで税務申告が必要となり、法務手続と並行して進めることになります。
そのため、司法書士だけで完結させようとするのではなく、税理士と連携しながら、法務と税務の両面で進行を管理できる司法書士事務所がおすすめです。
残余財産の確定と分配、清算結了のタイミングは、税務申告の期限とも密接に関係します。既に顧問税理士がいらっしゃる場合でも、その先生と連携しながら進めてくれるかどうかを確認しておくと安心です。
ポイント③|休眠会社やみなし解散の状態にも対応できるか
何年も放置している会社があるのですが、対応してもらえますか。
長期間登記がされていない会社は「みなし解散」として職権で解散の登記がされていることがあり、その状況によって必要な手続は変わります。
そのため、通常の解散だけでなく、休眠会社の整理や、みなし解散後の会社継続まで対応できる司法書士事務所がおすすめです。
みなし解散から3年以内であれば、株主総会の決議によって会社を継続できる場合があります。まずは登記記録を確認し、そのまま清算するか、継続するかを含めて整理してくれるかを確認するとよいでしょう。